2008年12月29日月曜日

WALL・E

映画館で観てきたよ。
しかも二回も。

すっげぇ〜面白かったけど、そこに描かれているのは現代社会への皮肉。
二回目観に行ったときなんかは子供が沢山いて、賑わってたけど終盤になるにつれて話が深くなり、子供も黙り込む始末。
この映画、子供じゃわかりません。

そうそう、この映画のエンディングロールが絵画史をモチーフにしてるんだけど、とてつもなく素晴らしくて泣いた。
エンディングロールで泣かされるなんて思いもしなかった。
こうなって、人類はまたこうなるんだみたいな。(自粛)

そして、スタッフロールの最後に衝撃のロゴマークが。

その他、昔の人間は実写なのに、28世紀の人間は何故CGなのか?とか、人間が久しぶりに肌のふれ合いの暖かみに気づくシーンとか色々話したい事もあるんですが、これから観る人も多そうなんで自粛いたします。


人間って、なんで暗い未来を想像しがちなんでしょうかね。
まぁ未来が明るい映画は逆に単調で面白くないかもしれませんが。


とりあえず、すっげぇ〜面白くて深い、良い映画でした。

2008年12月24日水曜日

今日も7時まで残業?

先日、ゼミの飲み会があり飲んだ後に朝までカラオケ。
その後、エンチョウセンファミレスニモチコシ!
警固公園横に出来たジョイフル。

飯が出てくるのに40分待たされたりとめちゃくちゃだった。

そんなんはどうでも良くって、帰りの朝7時頃、西鉄電車。
フラフラで眠たい中乗り込む。
前には年配のおじさん。
妙にココらへんだけ席がすいてる。

ドアに近い端っこに座り、肘を手すりにかける。
目をつむる…

「今日も7時まで残業?」
??
「今日も7時まで残業?」
「今日も7時まで残業?」
「今日も7時まで残業?」
「今日も7時まで残業?」
「今日も7時まで残業?」
「今日も7時まで残業?」
「今日も7時まで残業?」

おじさんの永遠に続く独り言。
もうね、突っ込みどころは山ほどある。
7時まで??はやくね??
あっ、公務員のことかな?
その前に俺無職だよ。
とかそんなとこ。

なんとか、口から吹き出しそうな笑い声を抑えてたら、
薬院からDSを片手に乗り込んできた30代男性。
この人は何も知らずにその人の隣に座る。

次は新たなバージョン。

「あなたは5時で終わりませんって」
「常務の○×さんが○×△で困ってます!って言いよんしゃったよ」
「常務の○×さんが○×△で困ってます!って言いよんしゃったよ」
「常務の○×さんが○×△で困ってます!って言いよんしゃったよ」
「常務の○×さんが○×△で困ってます!って言いよんしゃったよ」
「常務の○×さんが○×△で困ってます!って言いよんしゃったよ」
「常務の○×さんが○×△で困ってます!って言いよんしゃったよ」

この記号の部分は別にプライバシーとかそんな理由じゃなく、なんか声を濁らせて言っていた。
とうとう、隣に座った男性はプレイ中のDSを閉じ、手で耳を塞ぎはじめた。

もっと聞いていたかったが、井尻に着いたので電車を降りる。
不況って怖いね。

2008年12月17日水曜日

THE DARK KNIGHT










僕が前作を観てからというものの、このシリーズに大きな期待を持ち、次回作がとうとう公開されるというとき「避暑地」に行ってしまって劇場で観る事が出来なかった映画「THE DARK KNGHT」。
「避暑地」での休暇期間にほかの小屋に泊まった時に、映画好きの方がいて「バットマン」の話すると今作は物凄いと聞いてしまい、実は山の中でも早く降りて観たかったが時すでに遅し。

劇場公開はとっくに終わり、DVDレンタル開始を2ヶ月待つハメに。
そしてやっと先日、観る事が出来た。


この「THE DARK KNIGHT」とはクリストファー・ノーラン監督の「バットマン・ビギンズ」続編にあたるもの。
以前まであっていたバットマンシリーズとは違い、新たに作り直された全く別ものシリーズだ。
出てくるキャラクターや街は以前とは違い、非常にシリアスで現実味を帯びたものになっている。
バットマンの愛車「バットモービル」が、前シリーズと比較する点で非常に分かりやすい。
前シリーズではレトロチックだがハイテクのスーパーカーだったが、今シリーズは全く違い、見た目は亀の様な甲羅が厚く足回りが非常に頑丈で地面にへばりつくように走る「戦車」だ。
前作を観ている時に、これはどう考えてもプロトタイプだろ?どうせ後半で本物が出てくるんだと思っていたら、そんなものは一切出ずにそのものが「バットモービル」だったことに唖然とした。
前作「バットマン・ビギンズ」ではタイトル通り、バットマンの誕生にスポットを当てられたが、今回はとうとうジョーカーが登場する。
ここでジョーカーを演じたヒース・レジャーさんが撮影後に無くなった事はみなさんもご存知だろう。


ここはもう、結論から言っちゃう。
「これはNokiaのプロモーションムービーだ!」
ここ二、三年のNokiaが発売した機種のオンパレード。
ウェインの(元カノ)レイチェルとかゴードンさんに、まだその機種使ってんの?とツッコミたくなっちゃう。
そしてソナー機能を備えた恐ろいビックリタッチパネル携帯なんかも登場する。
タッチパネルは電池食うぞ。あの場面で、電池切れたらどうすんだよ。笑


ってそんなのはホントにどうでも良くって、
「非常に恐ろしく、怖い映画」だった。


ストーリー展開は完璧。
面白い程、二時間半と言う時間がスムーズに進む。
そして、塩ちゃんが言ってた通り、ジョーカーが物凄くリアルで怖い。
彼が出てくるシーン、全てビビってた。笑
顔観るだけで嫌と思う程。
あの不気味な笑い方といい、喋っているときにクチャクチャするクセ。
物凄く変人なのに変に理にかなった様な言動。
そして、感情を出すとこと出さないとこのメリハリ。
とりあえず、全てがとことん怖い。
そしてこのジョーカーこそ、この映画の全て。

あとあと気づいたけど、ビギンズでの舞台設定では現代っぽくはあったが若干の古めかしいゴッサムらしさ(おとぎ話っぽさ)を残していたが、今作は完全に割り切って現代のリアルなアメリカなのはきっとジョーカーの怖さを最大限に引き立たせる為だろう。
このおかげで、ジョーカーが単なる映画の中のおとぎ話のキャラクターではなく、現実世界にあたかも本当に存在する様なリアル感が生まれている。
ぶっちゃげ、役者が誰だとかそんな域を軽く越えている。
ジョーカーはジョーカーだと。

でもね、やっぱり二時間半。
展開も結構バッサリバッサリ進んで行くんだけど尺長い。
最後ジョーカーを追いつめるとこなんか若干のダルさを感じてしまった。
しかし、最後のバーンって「THE DARK KNIGHT」って出るとこはしびれる。
恥ずかしながら、ここでダークナイトが何の意味か知った。笑


見たい映画がある時はやっぱり下界にいるに限る。
今回も物凄く後悔した。

次回(2010年の冬くらい?)はペンギンさんとキャットウーマンですかね!
非常に楽しみなので、きちんと見直す意味も込めて前シリーズの4作借りてきました。
しばらくはバットマンにのめり込みそうです。


あと、ダークナイト観た後に少林少女みたんだけどあれヒドいね。
うぁ〜とか、あぁ〜っと何回口から漏れた事か。

2008年12月14日日曜日

さっき、NHKで「ブラタモリ」って番組があって途中から見た。
始めは明治神宮の森が人工的に作られたところから始まり、そこから湧き出る川をたどり、今の地図には無い裏原宿の地下に隠れてしまった川を辿る、そして表参道の当時、明治神宮まで連なっていた痕跡を見つけると言うものだった。

そこで昔の面影が残る川の岸壁や、石垣を見つけては感化する。
昔の人がここに住んでいた痕跡を発見する。
そして、自分がこの場所に生きている事に気づく。
これが非常に面白かった。


山から帰ってきて、山に対する見方が変わった一つの点がまさにこの事。
山小屋の小屋番は国から登山道の整備を委託されているので、もちろん草を刈ったり、足場の悪い場所は階段や石段を作って一つの道を作る。
尾根道や、巻き道、沢沿いの道。
雨で水たまりが出来やすくなった道には、避けて登山道が荒らされない為にもその上に木板で橋を作ったり、景観を楽しめそうな道にも迂回するルート作ってみたりする。
もちろん、傾斜なんて気にせずに時間だけを稼げる直登の道も作る。
山の事をすごくよく考えてる小屋番は、植物を再生する為に、踏み固められ過ぎた道を通行止めにし、新たな道を作る。

そうやって刈り出された道は、まず小屋の人が頻繁に通り、ある程度道を踏み固める。
ある程度踏み固められた道は興味旺盛な登山者がおそるおそるかすかな道を進む。
そして、その道が正しいと判断した登山者はしだいに木に赤テープを止め、道しるべを作る。
その道の案内板が建てられるころには、多くの登山者が入るようになって明らかな踏み跡「道」ができる。

そして今僕が歩く登山道が、その「道」だ。
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2008年12月10日水曜日

BEPPU!!

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日曜日にNOPPEに誘われて、別府に行ってきました!
高校時代の同級生、Q-LOCKくんと、まなぶくんと四人で。



途中寄った由布岳P.Aからほぼ真横にそびえる由布岳は絶景。
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上の方は真っ白になってて、テンションめちゃ上がる。
きっと樹氷とか沢山出来てるんだろうなぁ〜。
今年の雪山がめちゃくちゃ楽しみ。



その後、別府の温泉に行く。
ひょうたん温泉ってところで結構有名っぽい。
手前にあった足湯にとりあえず入ってみる。
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…ぬるかった。


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足湯を楽しんだ後は浴衣に着替えて砂湯へ。
砂を踏んだとき、「えっ、全然あつくないじゃん」っと思いきや。
掘れば掘るほど熱い。
熱い砂をQ-LOCKくんにかけまくって、さんざん散らかした後、遊び疲れて退場。
サウナや、瀧湯、露天風呂などを堪能する。
ここの滝湯、「瀧湯」って書いちゃうほどなので、それはもう結構上からどぼどぼと湯が足れていて、15人分くらいの滝湯があってすごかったよ!



その後はNOPPEおすすめの地獄蒸しプリンと温泉卵を食べに明礬温泉へ。
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車から出た瞬間、物凄い硫黄の匂いでビックリした。
ほんでココの温泉卵がすごくうまい。
なんかよくコンビニとかのおつまみでうずらの卵が売ってるじゃん?
あれの大きい版。
うわぁ〜すっげぇ〜ビール飲みてぇ〜っ!と思ってたら普通にNOPPEはビールも頼みやがった。笑



帰りにゆめタウン別府に寄って、帰福。
なんか久しぶりに「観光」って感じの一日だったのでめっちゃ楽しかった!
結構県外に出てるんだけど、山ばっかりだったからね。



最後に、行きも帰りもみんな寝てる中もくもくと運転してくれたQ-LOCKさんには頭が上がりません。
ほんとありがとうございます!

2008年12月6日土曜日

MABOTAI

そうそう、先日見たかった映画「まぼろしの邪馬台国」を観に、オープンしたての「イオンモール筑紫野」に行ってきたよ。
平日だけどやはりオープンしたてと言う事でお客さんが一杯。
しかし、目を見張るテナントはほぼ皆無に等しく、非常に無駄な施設でした。
ほんとつまんないよ、あそこ。

っと、書いてしまいましたが、後日いろんな人が行ったみたいで話を聞いてるとそんなに悪くもないらしい。
特に女性目線からは。
撤回します。
すばらしい施設です。


それは良いとして、本題の「まぼろしの邪馬台国」。

オープン初日でワイワイガヤガヤしているイオンモール筑紫野なのに入場すると何と年配の男性一人!
上映始まっても全く人が入ってこずに、結局僕と一緒にいったKACKEYとその人だけ!
あんだけ人がウジャウジャいたのに3人だけだよ?
WALL・E」に全てのお客さんを持って行かれてる状況に唖然とした。
世の中の人間はこれを見ずに何を見るんだ、ばかたれが!っと。

ストーリーは主人公で盲目の宮崎康平(竹中直人)と、それを支える妻、和子(吉永小百合)が島原を舞台に邪馬台国を探し九州を二人で渡り歩くと言うもの。
結構勘違いしてる人が多いみたいだけど、これは邪馬台国を舞台にした映画ではありません。
夫婦愛の話です。

なんかね、「H☆S」を見た後だったので物凄く気持ちいいと言うか、これぞ映画のしきたり!って感じ。
島原が舞台で、昔の福岡の様子(路面電車があったころの花電車)とかもちょくちょく出てきたり、話し言葉が九州弁と言う事でスゴく親近感があって話にすぐに溶け込めた。
九州を二人で渡り歩くと書いたが、実際には物凄く断片的に表現されていて、全体的な尺を見てもそのシーンはストーリーの中核的な所なのにほんの少ししか描かれていない。
何と言うか、堤監督って人嫌らしい見せ方してくれんじゃねぇ〜かぁ〜っと言ったところ。
その甲斐があってか非常に夫婦愛が引き立ってるんだなこれが。
ほんと嫌らしいくらい。

とりあえず、「レッドクリフ」を見るのならば同じ三国志で魏志倭人伝にスポットを当てている「まぼろしの邪馬台国」の方が断然いい。
感動する話が単純に見たい方にももちろんオススメ。
しかし、普通の映画に飽き足りている方は全く向かない。
純粋に良い話で、何もかも決まりきってるが故につまらないかも知んない。

純粋に良い映画を観たかった僕は非常に満足出来る映画でしたよ。
星4つ

2008年12月4日木曜日

雨の日と、曇りの日と、晴れと、

先日、ハンサムスーツのタダ券があるとMさんに誘われ映画館へ。
ルクルに行ったんだけど、新規オープンのL.L.Beanに開演時間ギリギリの中駆け込み、なんとなくフラフラ見る。
思ってたよりも広い売り場面積。
キャナルシティにあった頃と比べたら物凄く小さいけどね。
L.L.Beanのウェアのほかにもオスプレーのザックとか小物なども置いてあって、カジュアル的な印象のL.L.Beanのほかにもアウトドアで使えるっぽいのが意外とあって面白かった。

その後、ハンサムスーツを観る。
Mさんには申し訳ないのだが、正直映画でこれやんなと。
大日本人の時にも覚えた似た感覚。
ワイドショーとかバラエティで盛り上がれば良いハンサムだとかブサイクだとかいう偶像的な感覚を映画でやられても困る。
やっぱ映画ってのはその作品にいかにのめり込むか込めないかによって面白さとか感じ方が変わるじゃん?
それがね、一応テーマが(偶像的な!)ハンサムだとか不細工だとかで全くのめり込めないの。
なんか画面で進んでるストーリーと観ている人の感覚にスゴく誤差が生じてる。
まぁうまく言えるつもりも無いので、映画館で観てください。笑

それは良いとして、僕がもっと気になっていた映画「まぼろしの邪馬台国」を観ようと今日夕方頃に出かけた。
ほんで、チケット屋さんで映画券買えば安そうだなぁとか考えながら近所のバス停でバスを待つこと20分。
普通に15分以上バスが遅れてきやがった。
家を出たのが遅かったというのか、映画を観に行こうと思いついたのが遅かったと言うのか、駅に着いてももう間に合わず。
すっかりやる気を失ってしまって、とりあえず博多駅へ。
とりあえず、チケット屋さんで鑑賞券だけでも買おうかなと寄ってみるが7:00の時点でもう閉店。
もっと遅い時間帯にある「レッドクリフ」を観るという案も無惨に蹴飛ばされ、一人ぶらぶらとヨドバシ行ったりなんかして帰宅。

帰宅後、映画観たさが抑えきれずに父の沢山あるDVDの中からまだ観てないのとか増えたのとかをチェックする。
すると発見!

「おもひでぽろぽろ」

ここ数年、空前のガンダムブームで毛嫌いしていたジブリ作品。
そしてジブリ作品の中で知名度はあるが意外と見落としてしまう一品。

すっごい良かった。

途中まではにっこり笑う人の顔が気持ち悪り〜とか、主人公の頬骨なんでこんなに強調したんだろうとか変なとこばっかり気にしてたが、だんだん自分自身の小学校の頃の思い出なんかもシンクさせたりなんかしちゃって。
結局エンディングの素晴らしいオチの付け方には涙ものでした。


なんかさ、最近昭和は良かったとか懐かしいとか。
今の日本人に足りない何かが昭和にはあったとか。
その頃を振り返る映画とか、音楽、本だとか。

俺らがもっと年をとってそういう事をいう時代にはどんな事を振り返るんだろうね。
iPodが流行ったとか、Wiiが出たとか。
地デジに変わったとか?
って考えると、なんか変な時代に住まわされてる気がしてなんなくなってきた。
デジタルが蔓延していて人間味のかけらも無い。
感動的な時代の要素もそんなに浮かび上がらない。
「三丁目の夕日」は平成版にすると「三丁目のイントラネット」か?
うっわぁ〜、すっげぇ〜面白くなさそう。

ほんとどうなるんだろ僕らの時代。


「どぉなっちゃんてんだよ」By 岡村靖幸