2011年6月7日火曜日

BORN TO RUN

こんばんわ。
先日の休暇で彼女のいる大阪に休暇で遊びに行って、秘密兵器を入手してきた。

「Vibram Five Fingers(ビブラムファイブフィンガーズ)」
IMG_0979
知る人ぞしる、五本指シューズ。

IMG_0920
これは裸足。

最近は自分のトレイルランニングもエスカレートしてきて、裸足で走るという行為にまで至った大馬鹿ものぶり。
というのも、シューズを履いて走っていると必ずといっていいほど左足に痛みを感じ、次第に走れなくなるほど悪化する。
が、靴を脱いで普段の生活をしていると全く痛みはない。
結局、靴が合ってないのだ。
先日買ったシューズでも痛みを感じ始めたため、こりゃいかんと。脱いで走るしかないと。笑
んで、数日間素足で山を走るようになった。
めちゃくちゃいたいけど、物凄い新世界。
今まで存在しなかった足裏の情報が止めどなく脳に送り込まれる感覚はやみつきになるほど新鮮だった。
そして思ってたとおり、左足の痛みは一切起こらない。

でもね、一つ難点が。
それはわざわざ坊がつるから雨ヶ池に入る登山口まで林道をシューズを走って行って、シューズを脱ぎ捨て裸足で登山道を走る。(林道の車の通る砂利道はとてもじゃないけど裸足じゃ痛すぎて歩けないのだ)
これがめんどくさい。
戻ってきたら、今度は持ってきたタオルでドロドロに汚れた足を拭き取って、靴下履いてシューズ履いて林道を走り山荘まで戻る。
ほんとにめんどくさい。
ってことで、履き替える手間のいらないこのシューズを買ったわけ。
山歩き用のソールがちょっとだけ厚い「Trek Sport」ってのもあるが、素足で走っちゃったし、ソールが厚い必要はないので、この「BIKITA」というモデルを買った。
ちなみにソールはこんな感じ。
IMG_0980

もともと「ベアフット(裸足)ランニング」という言葉はしらなかったけど、そのムーブメントの火付け役的なこのシューズは随分前から知っていて、かなり興味があった。(このブログの大昔の記事にもある)
ちなみに「ベアフットランニング」とは、その名の通り、裸足で走ること。
人間は靴を履いて走るように出来ていない。
素足で走る生き物なんだというのが根本的な考え方であって、靴を履いて走るときは踵から着地するのに、裸足で走ったり、ジャンプして着地するときは踵から着地はしない。
犬の足だって、カンガルーの足だって、馬の足だって、踵で着地する生き物なんていない。
不思議でしょ。
シューズを履いて歩いたり、走ったりして筋や腱を痛めたり、膝に痛みが出るのはこの踵から着地する行動によるものらしくて、裸足で走るように前足部分での着地(フォアフット着地)のフォームが出来れば、走ることによってのケガや痛みがかなり軽減する。

もともと、僕は山歩きでは誰にも負けないように、4年くらい前から普段の生活から歩き方をフォアフット着地に近い腰を落として平行着地する事を心がけていた。山歩きでは腰を落として平行着地(ベタ足)が基本で、これが出来ないとすぐに膝を痛めたり、グリップが効かずに滑ってくるぶしあたりをぐねったりと言うことになりかねない。
北アルプスの山に行っても他の従業員とか山の達人とかになめられたく無いという思いで始めたが、その歩き方が普通になった今ではたまに歩き方が原人っぽいだとか言われることは良くある。しかし、この平行着地のおかげかフェアフット着地も難なく移行できた。

これからもし、この走り方を実践してみる人がもしいたら、
腰を落とすこと。
身体を少し前方に傾けること。
足は地面を蹴るんでは無く、基本上下運動の繰り返し。
前足で着地した後に、踵は軽く地面に触れるイメージで。
って、俺のフォアフット走法が正しいのかは良くわかんないけど、きっとこんな感じだろう。

最後に、この走り方をはじめると初めはあり得ないくらいふくらはぎの筋肉痛を起こす。
踵着地で慣れている人がいきなりやり始めると疲労骨折なども起こしかねないらしいから注意。
じわじわと、慣れさせる感じで。