くじゅうにテント泊をしに行く!っと意気込んでいたものの、まさかの寝坊。天気も少し曇り空だし、あきらめてハンズマンにつなぎとか長靴とかの買い出しに行く。帰りがけにだんだん雲がぬけてきたので宝満山に行くことにした。
家で昼ご飯食べて、準備していざ出発!
竈戸神社でおまいりして登山口へ。
平日の火曜日だというのに、登山客と10人ぐらいとすれちがった。さすがに午後2時から登り始めている人はいなかったが。
今年は2月に一度登っているが正面ルートは何度登ってもしんどい。さすがに昔の修羅道。ひたすら石段が続く。
それなのに彼女はすたすたと目の前を歩いて行く。僕は体力はあるが登りのペースは人並みくらいなので彼女のペースは結構応えた。水が無くなる無くなる。
山頂に着いて、上宮の祠の裏にある僕の大好きな崖っぷちスペースで休憩。
ジェットボイルでお湯を沸かしてシーフードヌードル食べる。山で食べる海の幸は絶品。笑
晴れ間も見えていたが相変わらずの曇り空で展望はほとんどなかったが、好きな山だけあって妙に落ち着く。
帰りは登山口と竈戸神社の途中にある「山の図書館」にはじめて寄る。
毎回前を通るんだけど、なぜか前にある掲示板を見るだけで通り過ぎていた場所。僕は初対面の人とのコミュニケーションが不器用なのだが、人なつっこい彼女もいることだし入ることにした。中には口笛を吹きながら会報をせっせっと印刷している小柄なおじいちゃんが一人。今年出版された「九重山 法華院物語」(僕も買って最近よみふけっている)があったので、本を指さしてココで働いていると言ったら、沢山ある山に関する本の中から昔のくじゅうに関する本を出してくれた。昭和初期に書かれた加藤数功さん(九州登山界の第一人者)の本などほんとに貴重な本ばかりで驚いた。いろんな話をしてくれたが、そのなかでも坊ヶツルダム計画には驚いた。昭和のはじめの話だが、その時に九電(当時の九水)が坊ヶツルの土地を買収したことなどは全て今にリンクしていて、現在では坊ヶツルの自然保護のために野焼きをしていたりするし、外作業をしていると立中山から法華院に降りる途中に沢山の九水とかかれた三角点のような石柱が無数にあるのも当時買収したときの土地の境だと言うことにも気づかされて、今までモヤモヤしていた疑問が一度にスカッと解決して気持ちよかった。やっぱり山はこういう歴史があるから面白い。
帰り際に「宝満山歴史散歩」という宝満山の歴史や修羅道時代から残る遺構について詳しく書かれた本を買って帰宅。法華院で昔の寺跡を藪こぎするのがマイブームなのでいずれは宝満山でもやりたい。笑
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