僕が前作を観てからというものの、このシリーズに大きな期待を持ち、次回作がとうとう公開されるというとき「避暑地」に行ってしまって劇場で観る事が出来なかった映画「THE DARK KNGHT」。
「避暑地」での休暇期間にほかの小屋に泊まった時に、映画好きの方がいて「バットマン」の話すると今作は物凄いと聞いてしまい、実は山の中でも早く降りて観たかったが時すでに遅し。
劇場公開はとっくに終わり、DVDレンタル開始を2ヶ月待つハメに。
そしてやっと先日、観る事が出来た。
この「THE DARK KNIGHT」とはクリストファー・ノーラン監督の「バットマン・ビギンズ」続編にあたるもの。
以前まであっていたバットマンシリーズとは違い、新たに作り直された全く別ものシリーズだ。
出てくるキャラクターや街は以前とは違い、非常にシリアスで現実味を帯びたものになっている。
バットマンの愛車「バットモービル」が、前シリーズと比較する点で非常に分かりやすい。
前シリーズではレトロチックだがハイテクのスーパーカーだったが、今シリーズは全く違い、見た目は亀の様な甲羅が厚く足回りが非常に頑丈で地面にへばりつくように走る「戦車」だ。
前作を観ている時に、これはどう考えてもプロトタイプだろ?どうせ後半で本物が出てくるんだと思っていたら、そんなものは一切出ずにそのものが「バットモービル」だったことに唖然とした。
前作「バットマン・ビギンズ」ではタイトル通り、バットマンの誕生にスポットを当てられたが、今回はとうとうジョーカーが登場する。
ここでジョーカーを演じたヒース・レジャーさんが撮影後に無くなった事はみなさんもご存知だろう。
ここはもう、結論から言っちゃう。
「これはNokiaのプロモーションムービーだ!」
ここ二、三年のNokiaが発売した機種のオンパレード。
ウェインの(元カノ)レイチェルとかゴードンさんに、まだその機種使ってんの?とツッコミたくなっちゃう。
そしてソナー機能を備えた恐ろいビックリタッチパネル携帯なんかも登場する。
タッチパネルは電池食うぞ。あの場面で、電池切れたらどうすんだよ。笑
ってそんなのはホントにどうでも良くって、
「非常に恐ろしく、怖い映画」だった。
ストーリー展開は完璧。
面白い程、二時間半と言う時間がスムーズに進む。
そして、塩ちゃんが言ってた通り、ジョーカーが物凄くリアルで怖い。
彼が出てくるシーン、全てビビってた。笑
顔観るだけで嫌と思う程。
あの不気味な笑い方といい、喋っているときにクチャクチャするクセ。
物凄く変人なのに変に理にかなった様な言動。
そして、感情を出すとこと出さないとこのメリハリ。
とりあえず、全てがとことん怖い。
そしてこのジョーカーこそ、この映画の全て。
あとあと気づいたけど、ビギンズでの舞台設定では現代っぽくはあったが若干の古めかしいゴッサムらしさ(おとぎ話っぽさ)を残していたが、今作は完全に割り切って現代のリアルなアメリカなのはきっとジョーカーの怖さを最大限に引き立たせる為だろう。
このおかげで、ジョーカーが単なる映画の中のおとぎ話のキャラクターではなく、現実世界にあたかも本当に存在する様なリアル感が生まれている。
ぶっちゃげ、役者が誰だとかそんな域を軽く越えている。
ジョーカーはジョーカーだと。
でもね、やっぱり二時間半。
展開も結構バッサリバッサリ進んで行くんだけど尺長い。
最後ジョーカーを追いつめるとこなんか若干のダルさを感じてしまった。
しかし、最後のバーンって「THE DARK KNIGHT」って出るとこはしびれる。
恥ずかしながら、ここでダークナイトが何の意味か知った。笑
見たい映画がある時はやっぱり下界にいるに限る。
今回も物凄く後悔した。
次回(2010年の冬くらい?)はペンギンさんとキャットウーマンですかね!
非常に楽しみなので、きちんと見直す意味も込めて前シリーズの4作借りてきました。
しばらくはバットマンにのめり込みそうです。
あと、ダークナイト観た後に少林少女みたんだけどあれヒドいね。
うぁ〜とか、あぁ〜っと何回口から漏れた事か。
0 件のコメント:
コメントを投稿