2011年9月22日木曜日
彼女を連れて、思い出の北アルプス(4/4)
朝食を食べて6時頃に鏡平山荘を出発。やっと鏡池に映る槍ヶ岳をみることができた!今日も彼女がテクテク前を下りていく。
ん…?おかしい。テクテクじゃないな。このペース。
え!もうここ!?ってことで、一時間で「わさび平小屋」に到着。昨日もそうだったけど彼女がだんだん山になれてきて、いや慣れすぎ!山小屋で働く男の従業員並の早さ。なのでほとんど写真も撮れてない。笑
今日はヘリで荷揚げの日だったらしく、わさび平小屋の先の広場では忙しそうにもっこに荷物を詰め込みヘリコプターに装着しってのを繰り返しやっていた。ご苦労様です。んでここでテルさんに久しぶりに会った。髪が伸びてて、身長も凄く伸びてた様な気がする(んなわけないか)。元気そうでなにより。
その後は入野さんや須藤さんに教えてもらった新穂高にできた新しい温泉に入る。「中崎山荘」というところ。入浴料800円でクソたけぇ!っと思ったけど、物凄くきれいで露天風呂もあったし、朝早かったので独り占めできたから良しとしよう。ちなみに昔からあったバス停横の「アルペン浴場?」は無くなっていて更地になっていた。入浴後はロープウェイ前の売店で休憩。新穂高は何度も来たことあるのに、ロープウェイの所まできたのは初めてだったので物凄く新鮮だった。
高山駅に戻り、昼食&観光&買い物。時代はゆるキャラ「ひだっち」だ!
高山の町をちょっぴり楽しんだ後は、彼女の住む大阪に帰り、あっちゃんのいる中崎町の「CAFE太陽の塔」で休憩。その後は僕の仲の良い地元の友達が大阪に住んでいるのでみんなで鳥貴族で飲んで、次はどっかの韓国風居酒屋で飲んで…。(途中から爆睡してしまった。申し訳ない。)
誰もいない淀屋橋駅で始発待ち。あいかわらず爆睡。きっと寝ながらくじゅうに帰らないといけない現実と戦っていたんだと思う。
帰りたくなかったが、もちろん帰ってきた。
がんばる!
その他の写真はこちらから
http://www.flickr.com/photos/okushidasan/
2011年9月21日水曜日
彼女を連れて、思い出の北アルプス(3/4)
5:00朝食。ここの小屋は次の小屋まで行くのに距離があるのでその分他の小屋よりも朝食の時間が早い。朝焼けの黒部五郎岳と月を見ながら出発。マリンワールド海の中道のロゴのイメージに近い。今日の行程は来た道を引き返す途中に双六岳に寄って、鏡平山荘泊の予定。
小屋裏の急登を登りきって、賽の河原。黒部五郎岳と黒部五郎小舎の人達と会ってそうとう楽しかったのか、北アルプスの山歩きにも慣れてきたのか彼女の足取りが物凄く軽い。ニコニコしながら僕の前をテクテクと歩いて行く。
南の方向には笠ヶ岳と抜戸岳がばっちり見える!
三俣蓮華岳を過ぎて、双六岳に向かう尾根道の途中。穂になったチングルマが朝日に照らされてすんごく綺麗だったよ〜。
双六岳の山頂に到着。2860m。日本海側は雲海が広がり、これぞ山といった感じ!休暇に入ったさっぽんと入野さん、遊びに来た須藤さんと合流。記念写真を撮って槍ヶ岳方面の双六台地におりる。何故か僕が撮った写真だけサングラスをかけていた須藤さんに爆笑してしまった。
じゃーん!ここはその双六台地。山頂の眼下に広がる平坦な土地で、よく山雑誌の写真でも紹介されることの多い撮影ポイント。この麓に双六小屋があり、そこから樅沢岳を登って西鎌尾根をたどると「日本のマッターホルン」槍ヶ岳に行ける。黒部五郎小舎で働いてるときに一度槍ヶ岳までピストンしたことがあるが、双六小屋で働いているときは一度もいかなかった。それよりも赤牛岳や野口五郎岳、高天原まで足を伸ばしたり、黒部五郎岳に行くことが多かった。
双六小屋に到着!今日は鏡平山荘泊まりで時間も余裕があるので荷物も減らすために昼食!料理はめんどくさがりなので、山で食べるときは基本袋麺。それでもおなかがすくときは残り汁にアルファ米を入れて量を増やす程度。といっても、昼食すらとらないときの方が多いか。ナルゲンボトルにナッツ系のお菓子を詰め込んで歩きながらボリボリ食べる(双六小屋で働いているときに仲の良かったなおさん直伝)。
小屋のベンチで昼食をとっていると厨房から「タイスケー!!」との声が。厨房に顔を出すと支配人の陽さんがチャーシュー丼を二人分用意してくれていた!おなかいっぱいなんだけどほんとに懐かしくてうるうるしながら完食。
チャーシュー丼は双六小屋の従業員がたまに食べるメニューで昼食で売っているラーメンのチャーシューの端切れを大事にとっておいて貯まったら従業員で食べるのだ。
ヤマケイにもどーんと写真が載っていたのでここにもどーんと!笑(無かったはずの歯が埋まっている。あ、陽さん奥さんのお腹の中に子供がいるんだって!)
いきなり、「タイスケ!アツイ人が来た!」と陽さん。樅沢岳(槍ヶ岳の方向)から異様なオーラを発する一人の男性が下りてきた。100Lぐらいありそうなザックに荷物がぱんぱん。しかもサンダル姿(僕もくじゅうでは似たような格好で走ってるけど笑)。色は真っ黒に焼けて、体格は筋肉質だがひょろっとした感じ。目も紫外線で焼けて充血。まさしく山屋が言う「ネパール行ってきただろ?」的な人。しかし恐ろしく明るくて、話を聞くとお隣の笠ヶ岳山荘の従業員。この日は双六で10L以上の水を担ぎ、槍ヶ岳までおばちゃん達に水を配りまくっていたらしい。リアル三歩だ。歳は40代!(物凄く若く見えた)で山小屋の仕事が終わると世界各地を自転車で走り回ってるらしい。旅好きの彼女と意気投合し、最後は記念写真まで撮っていた。笑
その後、一日目に通りすぎた鏡平山荘に到着!あいかわらず、午後はガスが出て鏡池からの槍は見えない。夜はばんちゃんとシンさんとモンハンの話で盛り上がる。僕がPSP持ってくるのを忘れたのが少々痛い。彼女が山にいるのに何だこの人達はと笑っていた。
明日はとうとう下山。名残惜しすぎる…。
2011年9月20日火曜日
彼女を連れて、思い出の北アルプス(2/4)
二日目の朝。外で御来光を浴びて朝食。ちなみに朝食は5:30。山の朝は早い。
小屋の前で記念撮影後、出発。今日は中道経由で三俣蓮華岳までいって、それから黒部五郎小舎へ。
昨日見れなかった槍ヶ岳とついにご対面!樅沢岳の後ろの方からじわじわと顔を出し、彼女も僕もテンションがあがる。
振り返るとこんな風景。双六岳に向かう分岐から稜線に出るまでは平坦な道が続き、最高に気持ちの良いトレイル。夏場はお花畑で沢山の高山植物が見れる場所。
稜線に出て、また彼女お気に入りの尾根道歩き。一時反対側にガスが出てこちら側から強い日差しがさしていたのでブロッケンがみれそうだったけど場所が悪かった。
そうこうしているうちに三俣蓮華岳の山頂に到着。2841m。ここは富山県、岐阜県、長野県の県境で鷲羽岳・水晶岳方面、黒部五郎岳方面の分岐でもある。鷲羽岳方面に下りると三俣山荘というこの周辺ではもっとも歴史の長い山小屋がある。
ここからは黒部五郎岳に向かう。この山の鞍部に僕が北アルプス山小屋生活一年目を過ごした黒部五郎小舎がある。山容はクソでかいハーフパイプのようにえぐられたカール地形(氷河期時代の浸食の跡)をしていて、そのカールの中は写真や映像にはとらえきれないほどの神秘的な光景が広がる。人名みたいな山の名前だけど、人名ではなく、黒部村の五郎岳(ゴロゴロした山)というのが由来。北アルプスには他にも野口五郎の芸名の由来にもなった野口五郎岳(野口村のゴロゴロした山)がある。
稜線上から外れて、鞍部の方に下ると黒部五郎小舎が見えてきた。おっきな自然にちっさな小屋ひとつ。見えてきた瞬間またまぶたが熱くなり、結局押さえきれずにどっと涙があふれてきた。僕が人生で初めて働いた山小屋はどこの登山口からも一泊以上しないとこれないほど遠く、携帯の電波も皆無のほんとに人里離れた場所。僕はここで働いているとき2ヶ月以上メールも受信できなかった。サラリーマンをリタイアして登山を始めた中高年達は百名山めぐりをする人が多いのだが、もちろんそのゴールとしてここの山を最後に選ぶ人も少なくなかった。
支配人の石井さん、渓流釣りの達人ごめさんに、毛むくじゃらの加賀山さん。遊びに来ていたチビ太さんにも再会。変わっていたのはテレビくらいで、ほかは何にも変わらない。壁には小屋締めの間に溶けた雪渓の水位の跡と、手巻きの時計。仲の良かった真一くんの作ったメニュー表に、僕の作った売店のTシャツのハンガーまで。一緒にお茶をしたあとに荷物を置いて、稜線コースで黒部五郎岳へ。
山頂付近が近づいてきた!昨日と同じく上空は少しずつガスが出始め、日が陰るようになってきたが、雨は降らなそうなのでひと安心。ここまで来ると自然の雄大さに人間の常識なんかもぶち壊されて景色を見ても目のピントが合わなくなる。
黒部五郎岳山頂に到着。2839.6m。山頂付近は座布団くらいの大きさの岩が無数に散らばっていて、山にいるのに珊瑚礁の上を歩いているような感覚。歩くと岩がカラカラを音をたてる。山頂からカールの底をのぞき込むとこんな風景。18mmの広角でも入りきらないこの山容は来たものしかわからない奥深さがある。
帰りは山頂からカールコース方面に下山。久しぶりのカールの中。何度来ても心が奪われる。彼女もその自然にビックリして、「ここで一日中のんびりしたーい!」とずっと駄々をこねていた。一度、双六小屋の支配人の陽さんと二人で深夜から朝方まで雨と濃霧の中捜索に出たと事があるんだけど、稜線コースからまわってカールに着いたとたんに雲の切れ間から月明かりが差し、カールの無数の石が照らされて白く浮かび上がったときは本当に感動した。
夕食の時間も近いので下山。小屋閉めが近いので早速防腐剤を塗っていた。この小屋の支配人石井さんは毎晩黙々と天ぷらを揚げるんだけど、ある日僕が釜番で米の水を入れ忘れ、厨房の中で小さな圧力鍋で急いで米を炊いて夕食には間に合ったがやるせなくってぽつんとしていたときに、揚げたての天ぷらを黙って口の中に入れてきた。この時はほんとに厨房の中で大量の涙があふれだした。僕の知る唯一背中で語ることの出来る男が、この本当に小さな山小屋を守っている。
黒部五郎小舎の夕食。ここも双六と同じくメインは天ぷらなんだけど、ここの天ぷらは本当に美味しい。お客さんがピークの時は夕食の時間に揚げるととてもじゃないが間に合わないので昼頃から揚げるときもあるんだけど、支配人の石井さんが揚げた天ぷらは夜になってもカリカリサクサクしてる。当時、不思議でしょうがなかった。
その後、部屋で仮眠をとりスタッフのみんなと晩酌。今度はちゃんと起きた。あいかわらず、石井さんとあれやこれやと妄想をふくらませる。その僕の落ち着きように彼女が親戚と一緒にいるみたいな落ち着きようだと言っていた。彼女も地元の近いスタッフのごめさんと仲良く話せたみたいで楽しそうだった。
明日は双六岳に行って鏡平泊。
2011年9月19日月曜日
彼女を連れて、思い出の北アルプス(1/4)
待ちに待った彼女を連れての北アルプス縦走!
うちの彼女の付き合い始めてからというものの、プレゼントの機会があるたびに山道具をあげて北アルプスに行ける装備をこそこそと充填し、一緒に山歩くときは腰を低く!膝は伸ばすな!と山の歩き方もたたき込ませて、二年越しの大計画がやっと実現した。笑
最近はスケジュール帳もつけなくなったし、思いつきで行動することの方が多かったが、こういう事に関しては恐ろしく計画的。 二年前まではほぼ山登り経験のない彼女に北アルプスに行ける装備と身体を作り上げてしまった。ふふふ。
もちろん行く場所は僕が以前働いていた「黒部五郎小舎」と「双六小屋」。 この山域は北アルプスの中でもマイナーな方で格好良く言うと「アンダーグラウンド」。危険箇所は少ない方だが、行程がかなり長い。知る人ぞ知る山域。客層も山に慣れ親しんだ人ばかりの場所で黒部五郎岳のカールなんかは本当に秘境という言葉が似合う。
最近はこの二年越しの大計画を悪天候で踏みにじられることが無いようデータ放送の天気予報とにらめっこする日が続いた。
そして当日。
登山口の新穂高は晴れ!9月と言うのにすさまじく暑い!
ゲートを越えて、慣れ親しんだ道のりの始まり。
一時間ほど林道を歩くと最初の山小屋「わさび平小屋」が見えてきた。休暇中で下りてきている入野さんと久しぶりに再会し、支配人の大杉さんとも少し話した。懐かしい。小屋を過ぎて少しすると山道に。鏡平山荘を過ぎ、弓折の稜線まで出るまではひたすら高度を上げる。
道の様子も二年前と全く変わらす、双六小屋で働いてる頃に缶ビールを歩荷したのがつい昨日の事のように感じた。
途中の秩父沢で休憩。水が冷たくて気持ちいい。
イタドリヶ原、シシウドガ原を過ぎ、ようやく「鏡平山荘」に到着!
ここにある「鏡池」には槍・穂高の山容がバーンと水面に写り、「北アルプスにきたぞー!」「俺は北アルプスにいるぞー!」って場所なんだけど、上のほうにガスが出て穂先が隠れてしまった。新穂高ではあんだけ晴れてたのに山の天候はほんとに変わりやすい。
伴ちゃんや、加藤さんにも再会。ここの名物、かき氷をいただく!うまい!
最後のしんど〜い登りを終えて、彼女が楽しみにしていた尾根道へ!ガスがあるけど気持ちーい!ここから本日宿泊予定の双六小屋までは尾根沿いをたどるので随分足取りがかるくなる。
一日目にして「雷鳥」に遭遇!反対側からやってきた登山者に挟まれて困っている様子。何度みても可愛くないところが可愛い。「ヴォーヴォー」っという意外と低くて気持ち悪い鳴き声をするのが特徴。うまく使えない羽と太い足。可愛くないところが可愛い。笑
双六小屋時代の僕の電波ポイント。彼女と連絡を取るために、休憩時間中に小屋から10分走ってSoftBankの電波をとりにこの場所に来ていた。その彼女とここにいるのが物凄く不思議だった。はるばる遠くへ来たものだ。
双六小屋が見えてきた!標高2600m。槍ヶ岳、水晶・雲ノ平、立山方面の交差点。ピーク時には本当に沢山の登山客で賑わい、食料や物資は全てヘリで飛んでくる。南側に笠ヶ岳、北側に鷲羽岳がどーんとそびえる。毎朝、燕岳の方向からでーんと陽が昇って、夜は埃の様に無数にみえる星空。僕が二年目の北アルプス山小屋生活を過ごした場所。
双六小屋に到着。久しぶりの再会にドキドキしながら厨房に近づくと「たいちゃーん!」っとさっぽんの声が。みんな元気そうで何より。玄関に入ってからも変わったところがないか気になって周りをきょろきょろ。まぶたが熱くなって涙が出そうだった。
働いているときに一度は食べてみたいと思っていた夕食。山小屋の食事の中では最高峰。本当に冷食とかを使ってない、手間のかかったおいしい料理。僕は釜番でひたすら米を炊いて、味噌汁つくってたけどね。途中、支配人の陽さんが一品出して来てくれてそれもまた懐かしく本当に美味しかった。その後、夜は山小屋のスタッフと晩酌だったはずなんだけど、部屋に戻って仮眠をとるとそのまま爆睡。さすがに2ヶ月ぶりの休暇でバタバタ九州から飛んできて山登り、かなり疲労していたみたい。
明日は北アルプス山小屋生活一年目の黒部五郎小舎へ!
うちの彼女の付き合い始めてからというものの、プレゼントの機会があるたびに山道具をあげて北アルプスに行ける装備をこそこそと充填し、一緒に山歩くときは腰を低く!膝は伸ばすな!と山の歩き方もたたき込ませて、二年越しの大計画がやっと実現した。笑
最近はスケジュール帳もつけなくなったし、思いつきで行動することの方が多かったが、こういう事に関しては恐ろしく計画的。 二年前まではほぼ山登り経験のない彼女に北アルプスに行ける装備と身体を作り上げてしまった。ふふふ。
もちろん行く場所は僕が以前働いていた「黒部五郎小舎」と「双六小屋」。 この山域は北アルプスの中でもマイナーな方で格好良く言うと「アンダーグラウンド」。危険箇所は少ない方だが、行程がかなり長い。知る人ぞ知る山域。客層も山に慣れ親しんだ人ばかりの場所で黒部五郎岳のカールなんかは本当に秘境という言葉が似合う。
最近はこの二年越しの大計画を悪天候で踏みにじられることが無いようデータ放送の天気予報とにらめっこする日が続いた。
そして当日。
登山口の新穂高は晴れ!9月と言うのにすさまじく暑い!
ゲートを越えて、慣れ親しんだ道のりの始まり。
一時間ほど林道を歩くと最初の山小屋「わさび平小屋」が見えてきた。休暇中で下りてきている入野さんと久しぶりに再会し、支配人の大杉さんとも少し話した。懐かしい。小屋を過ぎて少しすると山道に。鏡平山荘を過ぎ、弓折の稜線まで出るまではひたすら高度を上げる。
道の様子も二年前と全く変わらす、双六小屋で働いてる頃に缶ビールを歩荷したのがつい昨日の事のように感じた。
途中の秩父沢で休憩。水が冷たくて気持ちいい。
イタドリヶ原、シシウドガ原を過ぎ、ようやく「鏡平山荘」に到着!
ここにある「鏡池」には槍・穂高の山容がバーンと水面に写り、「北アルプスにきたぞー!」「俺は北アルプスにいるぞー!」って場所なんだけど、上のほうにガスが出て穂先が隠れてしまった。新穂高ではあんだけ晴れてたのに山の天候はほんとに変わりやすい。
伴ちゃんや、加藤さんにも再会。ここの名物、かき氷をいただく!うまい!
最後のしんど〜い登りを終えて、彼女が楽しみにしていた尾根道へ!ガスがあるけど気持ちーい!ここから本日宿泊予定の双六小屋までは尾根沿いをたどるので随分足取りがかるくなる。
一日目にして「雷鳥」に遭遇!反対側からやってきた登山者に挟まれて困っている様子。何度みても可愛くないところが可愛い。「ヴォーヴォー」っという意外と低くて気持ち悪い鳴き声をするのが特徴。うまく使えない羽と太い足。可愛くないところが可愛い。笑
双六小屋時代の僕の電波ポイント。彼女と連絡を取るために、休憩時間中に小屋から10分走ってSoftBankの電波をとりにこの場所に来ていた。その彼女とここにいるのが物凄く不思議だった。はるばる遠くへ来たものだ。
双六小屋が見えてきた!標高2600m。槍ヶ岳、水晶・雲ノ平、立山方面の交差点。ピーク時には本当に沢山の登山客で賑わい、食料や物資は全てヘリで飛んでくる。南側に笠ヶ岳、北側に鷲羽岳がどーんとそびえる。毎朝、燕岳の方向からでーんと陽が昇って、夜は埃の様に無数にみえる星空。僕が二年目の北アルプス山小屋生活を過ごした場所。
双六小屋に到着。久しぶりの再会にドキドキしながら厨房に近づくと「たいちゃーん!」っとさっぽんの声が。みんな元気そうで何より。玄関に入ってからも変わったところがないか気になって周りをきょろきょろ。まぶたが熱くなって涙が出そうだった。
働いているときに一度は食べてみたいと思っていた夕食。山小屋の食事の中では最高峰。本当に冷食とかを使ってない、手間のかかったおいしい料理。僕は釜番でひたすら米を炊いて、味噌汁つくってたけどね。途中、支配人の陽さんが一品出して来てくれてそれもまた懐かしく本当に美味しかった。その後、夜は山小屋のスタッフと晩酌だったはずなんだけど、部屋に戻って仮眠をとるとそのまま爆睡。さすがに2ヶ月ぶりの休暇でバタバタ九州から飛んできて山登り、かなり疲労していたみたい。
明日は北アルプス山小屋生活一年目の黒部五郎小舎へ!
登録:
投稿 (Atom)