2011年8月4日木曜日

護摩堂岩に薮漕ぎ

今日は一日休暇をもらって、まだくじゅうの中で唯一原生林の残る黒岳に足を伸ばそうかと計画していたのだがまさかの寝坊。
起きたのが14時とまるで実家にいる時のような爆睡っぷり。

とりあえず、カップラーメン食べて、今からでもいける三俣山に久しぶりに登ってみようと外に出た。
北千里方面に向かう途中、なぜか急に思い立って吸い込まれるかのように一番上の砂防を渡り、護摩堂岩方面へ。

護摩堂岩というのは三俣山の法華院側斜面にある岩壁のことで、昔はクライマーが登ったり、そのまた大昔は本当に護摩堂があった場所でもある九重の中でも山岳信仰の歴史の残る一スポット。近年ではその斜面や岩壁にへばりつくミヤマキリシマが美しく、写真に撮られるだけで足を踏み入れた人はほとんどいない場所。
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ここで働き始めてから「いつかは行ってみたい」と思っていたが、まさかこんなに薮漕いで急登だとは。まず、一番上の砂防を渡り、崩れて草木の無い斜面をかけあがり、岩壁に取り付く。途中、砂防決壊のセンサーのような杭が4,5本横並びに打ってあった。その後、岩壁沿いに進む。ミヤマキリシマとノリウツギの上を歩き、半空中散歩の様な状態。枝の上を歩いてたので落ちたらひとたまりもない場所だった。笑
進むと途中岩壁が右に折れるところがある。その岩陰に護摩堂があると聞いていた(想像していた)のでとりあえず、そこに到着。

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若干、祠のようなくぼみがあり、平らな地盤があるが全くよくわからん。ほんと人二人分が体操座りで座れる程度のくぼみ。「ほんとうにここかぁ?」と思ったけど、遠くから見るとここっぽいんだよな。よくわかんないし、ここに長居すると「岩壁登って上に出た方が三俣山に手っ取り早くいけるんじゃね〜か?」と馬鹿な発想が生まれかけていたのでそそくさと岩壁沿いにくだり、ノリウツギの薮に突っ込み、はじめきた一番上の砂防に戻る。

護摩堂岩方面から見た山荘。ちょっぴり新鮮な風景。
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その後はすがもり越から、三俣山西峰、本峰、南峰と登る。

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何度撮っても疲れたおっさんにしか写らない自分に嫌気がさす。その後は南峰から坊がつるにおり、山荘へ。はじめて通ったけどこの道はほんとしんどいね〜。短パンハイカーの僕にはほんとに辛い、笹とミヤマキリシマと急斜面のトリプルコラボレーショントレイル。おかげで坊がつるに降りたころには足下が擦り傷だらけになった。
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そんなこんなで黒岳に行けなかった自分を無理矢理盛りあげた3時間。
風呂がしみる。

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